ガン早期治療(手術費用)
内視鏡による手術について
内視鏡による手術は、早期がん治療としてテレビでも放送され、認知度も高まりました。最近では、検査嫌いで健康診断を受けない方も増えているようですが、定期検診で病の早期発見ができれば、費用や肉体的な負担もずっと軽くなります。
無痛で費用数万円とも言われ、高齢の患者さんでも翌日の退院ができるなど、「ガン手術は大変」という昔のイメージから大きく改善されました。
病変部の形状、深度により、ポリペクトミー、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EMR(内視鏡的粘膜切除術)の手術方法があります。
実際に内視鏡による手術とはどのような治療か、次に手術の流れをご説明します。
手術の流れ
●入院前の説明
・入院にあたっての必要事項を確認、検査の説明を致します。
↓
●手術前の検査
・血液検査
↓
●就寝前に下剤を服用します
(朝食はとれません)
↓
●手術前の点滴
↓
●内視鏡による手術
↓
●手術終了
・一般的に手術の数時間後には歩くことができます。
・当日にお帰り頂ける場合もございます。
・手術終了後は食事をおとりいただけます。
●手術後の検査
・血液検査を行います
↓
●検査結果
・検査結果に問題がなければ退院となります
手術費用
| 手術内容 | 費用 |
|---|---|
| 胃EMR(内視鏡的粘膜切除術) | 30,000円 前後 |
| 胃ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) | 60,000円 前後 |
| 大腸ポリープの内視鏡的切除 ※ポリープの大きさで費用が変わります。 |
30,000円~36,000円 前後 |
※上記料金には1泊2日の入院費用及び入院時検査、点滴の費用も含みます。
日帰り手術も可能ですが、術後の出血がないか確認するため入院をすすめています。
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ポリペクトミーとは
早期ガン治療(ポリペクトミー)
ポリペクトミーとは、胃や大腸にできたポリープを内視鏡を使って切除・治療する方法です。
手術は内視鏡を用いて行うため、一般の開腹外科手術と比較して患者さんにかける負担が少なくなります。
ポリペクトミーを行う対象となるポリープは、隆起状のもので茎やくびれがある10~15mm以下の小さなものです。表面型の病変を対象にすることもあります。
手術は、内視鏡を挿入後、スネアと呼ばれる器具を使用して病変部を切り取ります。
スネアは高周波の流れるワイヤーで、投げなわのようにひっかけて病変部の根元をつかむことができます。
病変部を切除する際は、高周波電流で焼き切る方法と、ワイヤーを絞めて根元を壊死させて自然脱落させる方法があります。
隆起の少ないポリープは、局所注射で根元に生理食塩水などを注射し、ポリープを隆起させてから切除する場合もあります。
小さかったりくびれがないポリープの場合には、ホットバイオプシーと呼ばれる治療方法もあります。
ホットバイオプシーは、クリップ状の鉗子でポリープをつまんだ状態で高周波電流を流し切除します。
小さなポリープ(5mm以下の病変も対象)にしか使えませんが、短時間で行える治療方法です。そのため、小さなポリープをたくさん切除したい場合などに使われます。
切除されたポリープは、組織検査をすることにより、良性か悪性かの判断をすることができます。
悪性の場合はその悪性度の判断が可能になります。
切除した組織の端を検査し、ガン細胞が残っていなければ、ガン細胞は全て切り取られたと判断されます。
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EMRとは
EMR(内視鏡的粘膜切除術)について
EMR(Endoscopic Mucosal Resection)とは、内視鏡を用いて腫瘍を切除する技術です。
早期胃ガン、大腸ガンやポリープなどの治療で利用されており、今後もその技術の進展が多いに期待されています。
EMRは、開腹手術に比べ手術時間も通常1時間以内と短く、全身麻酔の必要がないため、患者さんの身体への負担が軽くすみます。
治療後は、病変部位が取りきれたのかを確認します。
切除した組織の断端を観察し、ガンやポリープなどの組織が切り口に残っていないかを調べるため検査をします。
施術方法
内視鏡を挿入。
病変部に生理食塩水を注入して水ぶくれをつくる。
スネアで、病変部の根元をひっかけるようにして絞めます。
スネアで絞めている病変部を通電させて焼き切ります。
切除した組織を回収、悪性部位が取りきれたのかを確認します。
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ESDとは
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)について
ESD(Endoscopic Submucosal Dissection)とは、早期がんに対して行われる内視鏡的療法です。
一般的な開腹手術と比べ患者さんへの負担が軽く、入院日数が短期間ですむため新しい外科治療方法として注目されています。
ESDは、同じ内視鏡治療にあたるEMR(内視鏡的粘膜切除術)より高度な技術を必要とするため手術時間は長くなりますが、専用の処置具や機械を使用して組織をまとめてはがすために取り残しが少なくなります。
また、広範囲に病変を取ることができるため、その後の病理検査の際にも役立つとされています。
施術方法
内視鏡を入れて、病変の周囲に目印をつけます。
粘膜下層に薬剤を注入し、浮かせた状態にします。
ナイフを挿入しマーキング部分を切開し、病変部を少しずつ剥離(剥離)していきます。
粘膜下層をナイフで最後まで剥離、もしくはスネアで切り取り切除終了となります。
切除面に出血がないかを確認後、止血処置を行います。

